自宅でできるそばかすケア! ポイントはターンオーバーの正常化
そばかす対策のポイントは
肌のターンオーバーを正常化させることにあります。
ターンオーバーというのは、肌の生まれ変わりのことをいいます。
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」からなり、
さらに「表皮」は
「基底層(きていそう)」
「有棘層(ゆうきょくそう)」
「顆粒層(かりゅうそう)」
「角質層(かくしつそう)」の 4重構造になっています。
基底層で生まれた細胞が、上部に押し上げられていき、
角化細胞となり最後は垢として剥がれ落ちるまでが、皮膚の一生。
このターンオーバーは、自分の年齢×1.5を目安とします。
ターンオーバーが28日という数字を耳にすることがありますが
それは、「20歳前後の健康な人の肌」の数字ということになります。
思春期の子供の場合は、この28日を基準にします。
そばかすやしみの共通の敵は、紫外線ですが、
この紫外線により、メラニンが過剰に生成されると
表皮よりも下の真皮層にメラニンが残ることになります。
メラニンができても、表皮にとどまっていれば、
ターンオーバーとともに外へ排出され、
肌は元の色に戻るのですが、
そばかすができやすい肌質の子供は、
このターンオーバーがうまく機能せず、
真皮にまで色素が及び、
それがそばかすとなっていると考えられます。
そこで、この肌のターンオーバーを正常にしていくことが
そばかす解消のポイントになるというわけです。
子供に食べさせたい食べ物は?
そばかすをふやさないために積極的に
子どもの摂らせたい食べ物は
ひとつは、肌のターンオーバーを促すもの
そしてもう一つは体のサビの原因となる活性酸素の働きを抑えるもの
です。
これらの働きを持つ栄養素が含まれている
食べ物を見ていきましょう。
ビタミンA
皮膚を修復し、肌のターンオーバーを促進します。
かぼちゃ にんじんなどの緑黄色野菜や、鶏 豚 レバー うなぎ などに。
ビタミンB群(B1・B2・B6など)
皮膚や粘膜の発育を促し、これらの不足は乾燥肌やにきびなどの肌荒れの原因となります。
豚肉 大豆 卵 乳製品や、 まぐろ カツオなどの魚類などに。
ビタミンC
抗酸化作用があり、そばかすの原因となるメラニン色素を抑制し
コラーゲンの生成を助けます。
肌のターンオーバーに不可欠の栄養素です。
いちご みかん キウイなどの果物類や、
ブロッコリー さつまいも レンコン 紫キャベツ ほうれん草 白菜などの野菜類に。
ビタミンE
抗酸化作用や血行を促進します。
ナッツ類 ごま油 アボカド 赤ピーマンなどに。
亜鉛
皮膚の新陳代謝を活発化させます。
ごま 牡蠣 牛肉などに。
セラミド
肌の角質層に存在し、肌を外敵から守ることにより、
保湿や美白の効果が期待できます。
こんにゃく ブロッコリーに。
食生活でこれらの栄養素を摂ることは
毎日の食事をになっているお母さんだからこそできる
そばかす対策ですね。
ぜひ試してみてください。
これらの食材を取り入れるにはちょっとしたポイントがあります。
☆ビタミンAとビタミンEは脂溶性なのでビタミンなので、
脂と組み合わせると吸収率がアップします。
☆亜鉛はビタミンCとの組み合わせで吸収率がアップ
そして、果物を摂る時に、
油断できないのはソラレンという物質です。
光毒性物質ソラレンには要注意!!
ソラレンを摂取すると紫外線に敏感になり、
そばかすができやすくなるといわれています。
このソラレンという成分は
レモン・オレンジ・グレープフレーツ・キウイ・
春菊・人参・きゅうり・パセリ・しそ・みつば などに含まれており
レモン・オレンジ・グレープフルーツ・キウイは、
特にビタミンCも多いことから、
朝食に摂った方がいいといわれてきましたが、
ソラレンが含まれていることを考えると
外出前に食べるのは控えた方がよさそうです。
そばかすに有効なサプリメントは?
そばかすに効果のある成分を摂り入れるためには、
毎日の食事が基本です。
たとえば、ビタミンCを摂るにしても、
食物に比べるとサプリメントから摂取した場合は、
吸収率は落ちてしまうので、
食物から摂ることが良いとされています。
ですので、サプリメントはあくまでも補助として
考えてくださいね。
しみやそばかすに特化したさまざまな
サプリメントがありますが、
子どもでも飲めるものとしては
などは、7歳以上から服用できます。
どちらも主成分が
L-システインというアミノ酸で、
- 肌のターンオーバーを助け、
- 過剰にできたメラニンを排出し、
- メラニンの生成を抑制。
- すでに沈着してしまったメラニンの色素を無色化してくれます。
L-システインの量はどちらも同じですが、
ビタミンCの量はトランシーノホワイトCが、
ハイチオールCプラスの2倍と多いのが特徴です。
即効性はないので、
肌のターンオーバーの期間を28日間と考えて、
一ヶ月以上続けてみてくださいね。
正しい洗顔方法でターンオーバーも正常に
そばかすを増やさず、薄くするためのポイントは肌のターンオーバー。
ここではターンオーバーを正常化するするための洗顔方法を紹介します。
子供さんの肌質がどのタイプなのか知り、
その肌質に合わせた洗顔方法を試してくださいね。
「乾燥肌」「敏感肌」の場合
バリア機能を壊さないように
洗顔料を使わない洗顔をします。
適度な皮脂を残して乾燥の悪化を防ぎます。
ぬるま湯だけで洗顔をします。
@まず手をよく洗う 手についている菌をしっかりと石鹸で落とします。
(これ、意外と大事です。)
Aぬるま湯で優しく洗顔します。
32度くらいのお湯で、
おでこなどの髪の生え際は、
指の腹で優しく撫でるように洗います。
Bタオルでこすらないように優しく拭き取ります。
C余裕があれば蒸しタオルを1分から2分間顔にのせます。
水で濡らしたタオルを軽く絞って、電子レンジで40秒から1分ほどチンします。
D乾いたタオルで優しく拭きます。
オイリー肌や混合肌の場合
洗顔料で洗顔し
余分な皮脂をしっかり落とします。
@まず手をよく洗う 手についている菌をしっかりと石鹸で落とします
Aぬるま湯(32〜35℃)で顔を洗います。これで毛穴を開かせます
B洗顔料を良く泡立てます
C優しく洗顔します。
皮脂の出やすい「Tゾーン」から洗います。
黒済みが気になる鼻は指で優しくマッサージしながらくるくると洗います。
D次に頬を洗います。
頬は皮脂が少ないので優しく洗います
E最後に目元・口元を洗います。あまりこすらないようにやさしく
Fぬるま湯でしっかり洗い流します。
G30回ほどすすいでいきます。
Hタオルで水分を取り除きます。
肌質に合わせて、正しく洗顔をすることにより
しっかりと汚れが取り除かれるので、
古い角質(垢)も自然に剥れ落ち
ターンオーバーの正常化も期待できるというわけですね。
洗顔後のお手入れは?
子どもが小さいころは
お風呂上りや顔を洗った後に
保湿を意識することはないのですが、
そばかす世代の思春期の子供には
保湿がとても大切です。
特に、敏感な状態になっている場合も多いので、
子供にあった保湿剤を探してあげてください。
そばかすに特化した保湿クリームとして
今、注目を集めているのは
そばかす用薬用クリーム【フレキュレル】です。
フレキュレルは
香料 着色料 タール剤 紫外線吸収剤
パラペン 鉱物油が使われておらず
敏感な子供の肌にも安心して使える低刺激クリームです。
洗顔後の保湿剤として使用しながら、
さらにメラニンの生成を抑制し。過剰なメラニンを排出してくれるので
一石二鳥のクリームだともいえます。
朝の洗顔後の保湿はもちろん、
就寝中の集中ケアをすることで、
効果を感じている人も多いようです。
子ども用の保湿剤としては。
お値段が高めなのが残念なところです。
(定期購入にすると
特別価格で安くなるようですが・・・)
また、実際に子供に合うのか、
効果があるのかとなると、
使ってみないことには何とも言えません。
幸いなことにフレキュレルには
お試し期間として180日間の返金保証があるので、
気になる場合はこの制度を利用して
お子様に合うかどうか使わせてみるのはいかがでしょうか?
日焼け止め対策として。
保湿剤でしっかりとケアをした後は、
1日の活動の始まりです。
今日もまた
部活動や水泳の授業、
登下校など外での活動で、
紫外線にさらされることになります。
そばかすを増やさないためにも、
紫外線対策を万全にしたいものです。
とはいっても、大人と違い
紫外線対策が難しいのが中学生の事情です。
学校によっては日焼け止めも化粧品扱いで、
禁止されるケースもあるようです。
また、あせもかきやすいので、
日焼け止めを塗ってもすぐに落ちてまいます。
そんな中学生のための日焼け止めとしては、
- 汗や皮脂に強く塗り直しが必要ないタイプ
(日焼け止めを学校に持ち込むことを禁止されている場合は
朝、洗顔後に塗っておけばとりあえず1日安心です)
- 成長期の敏感な肌に優しいタイプ
という点を抑えて、選んであげればよいと思います。
その前に、まずは日焼け止めの強さを示すSPFとPAの意味を知りましょう。
日焼け止めのパッケージに書いてあるこの文字、
よくはわからないけど数字が大きければきっと、
効果が高いんだろうと、漠然としか把握していませんでした。
紫外線にはA波とB波があり、
SPFはA波 PAはB波を防ぐ数値です。
この、SPAは『SUN PROTECTION FACTOR』に略で、
1SPA は 20分間紫外線A波から肌を守るということなので、
30SPAは 20×30=600分 10時間くらい肌を守るということを意味します。
PAは 紫外線のB波を防ぐ効果を+で表し、+が多いほど効果が高いとしています。
中学生の日焼け止めのポイントとして、
塗り直しをせずに皮脂や汗にも強いものをということで、
このSPFとPAの数値の高いものを選んでしまいそうになりますが、
ちょっと待ってください。
数値の高い日焼け止めには、
肌の負担になる紫外線吸収剤が含まれているものがあるので要注意です。
紫外線吸収剤は、紫外線を熱エネルギーに変えて外に出す有機化合物で、
肌の水分も一緒に外に蒸発させてしまうため、肌にとってはかなりの負担になります。
そこで、中学生の日焼け止めを選ぶ時のふたつめのポイント
肌に優しいものを選ぶためには、紫外線吸収剤が含まれていない
ノンケミカルのものを選ぶようにしてください。
そのほか、無香料・無着色・防腐剤フリー・アルコールフリー・界面活性剤フリーといった低刺激のものを選ぶのが安心です。
中学生におススメの日焼け止めとしては?
ノンアルコールの日焼け止めです。
紫外線吸収剤が入っていないのに、SPF50でPA+++と数値が高い商品です。
しかも、サラッとしていて伸びがよいのが特徴
肌に負担が少ないミルクタイプですが、ウォータープルーフではないので
塗り直しができればベストです。
紫外線吸収剤が入っていないノンケミカルの日焼け止めです。
病院や薬局で勧められることも多く、敏感肌の人も使えるます。
しかも、SPF50でPA+++と数値も高いので、日焼け止め効果は期待でます。
肌に低刺激な日焼け止めですが、
あまり伸びはよくなく、大雑把に塗ると白残りします。
きちんと塗り込んでしばらくすると白さは気にならなくなります。